初めまして、2023年4月に入社した新入社員のMです。
4月から9月の間で行った新人研修の内容を報告します。
ビジネスマナー研修
敬語、名刺交換などの作法から、電話や来客の対応方法など、社会人として身に着けておかなければならない基本的なビジネスマナーを学びました。
C言語・C++研修
「新装版プログラミング講義C++」という書籍を用いてC言語・C++の学習を行いました。
C言語・C++の言語仕様について学び、製品開発の際のコーディングルールや、C++がサポートするオブジェクト指向での設計方法も学びました。
読みやすいコードになるように意識しながら演習問題を解いて適宜レビューを行い、仕様の解説や指摘を受けてコードの修正を行い、理解を深めていきました。
課題として、社員名簿をコンソールアプリとして製作しました。オブジェクト指向に基づいた設計を行うため、クラス図や状態遷移図などのUMLを用い、クラスごとに役割を決めて開発しました。
オブジェクト指向
C++の課題に取り組む際に、「憂鬱なプログラマのためのオブジェクト指向開発講座」という書籍を用いてオブジェクト指向の学習を行いました。
オブジェクト指向の原則や目的、ソフトウェアの要件によってクラスを作るときの考え方を学びました。
また、社員名簿アプリの改良として、デザインパターンを適用したクラス設計・開発を行い、プログラムを汎用化して改良・再利用をしやすくする設計を学びました。
今までのプログラミング学習では考えてこなかったオブジェクト指向を学び、製品としてのソフトウェアを作るために、クラスごとの役割分担や、修正・改良しやすい構造などを意識できるようになりました。
OJT
実際の業務で扱っているシステムの画面プログラムの解析を行いました。
入力値や画面の動作、参照しているデータをまとめ、プログラムとの不整合がないか確認を行いました。
適切な記述を相談しながら、実際のシステムのプログラムを見てどのような構造をしているか学び、バグも発見して報告することが出来ました。
テスト研修
製品開発で行うテストについての研修を行いました。
テストの考え方や方法について講義を受け、GUIアプリの仕様書に基づいたテスト仕様書を作成する課題に取り組みました。
テスト仕様書の書き方として、誰が読んでも同じ操作で同じ結果が得られ、全ての条件と結果が網羅できるということが大事だと学びました。
VC++研修
「明解入門 Visual C++」という書籍を用いて学習を行いました。
課題として、C++で製作したものと同じ仕様で、CSV形式でデータの入出力が行える社員名簿のフォームアプリを開発しました。
GUIアプリ開発の課題でもあり、適切なレイアウトと動作、イベントでの処理など基本的なことを学びました。
C#研修
書籍は用いず、インターネットで調べながら課題を製作していくという方法で研修を行いました。
VC++での経験や、言語や環境がよりGUIアプリの作成に最適化されており、メソッドも豊富なためスムーズに開発を行うことが出来ました。
イベント駆動型アプリの根幹であるオブジェクト指向の委譲を理解し、入出力に対応させるためXML形式についても学びました。
DB研修
「SQL ゼロからはじめるデータベース操作」という書籍を用いてSQLの学習を行いました。
SQL Serverを標準SQLを用いて操作する方法を学び、インデックスやSQL文の最適化による処理の効率化についても学びました。
面談
研修期間中、担当者の方と一週間ごとに面談を行い、研修の振り返りを行いました。
最初に期間中に達成したい目標を決め、面談ごとにできたこと・課題を確認してアドバイスをいただき、目標を再設定していくことで成長を実感できました。
また、「コンサル一年目が学ぶこと」という書籍の内容を確認して、社会人としての考え方や立ち振る舞い、話し方を学びました。
目標の一つに話し方があり、今までは自分の考えを人に分かりやすく伝えるということが苦手でした。
研修を通して話し方が良くなり、自分の伝えたいことが相手に伝わりやすくなったと実感しています。
まとめ
約半年間の研修を通じて、プログラミングに対しての理解が深まって様々な技術が身に付き、社会人として成長できたと、振り返り思いました。
これから業務に参加し、実際の業務を行って経験を積み、より様々なことを学んで一流のエンジニアになれるように成長していきたいです。
また、プログラマーを目指す人に向けて、コードや変数名は短く圧縮するのではなく、分かりやすい変数名を付け、処理の流れを意識して単純な処理に分けて書くことで、自分でも読みやすく、業務のコーディングでもトラブルが少なくなると思います。